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SHOKUIKU(食育) BY BBQ


北海道BBQカレッジの活動目的でもあります『日本農業の発展』、そして『食文化の維持・継承』は世の中では『食育』という名前で展開されております。しかしながら、食育は四角四面でとらえるべきものではなく、いろいろな場面からアプローチしなくてはならないのも実際です。そこで、バーベキュー好き、アウトドア好きの人間としてどのようなアプローチができるのか?を考えていこうと思います。
2005年に『食育基本法』が制定され、世の中では徐々に『食』への関心が高まっております。右を見ても左を見ても豊かな食材が溢れ、無関心でいても豊かな食生活が送れる世の中ですが、実は『食』に関する問題は山積しています。
また、食育基本法が成立して以来、食育という言葉がいろいろな場面で見られるようになりました。特に小中学生向けの活動が盛んなようですが、実は大人のための食育が空白なのです。大人こそ食育…というより『食学』ですね。北海道BBQカレッジ自身も含めて、自らバーベキューを通じて食について考える契機にして頂きたく思います。
ここではバーベキュー(アウトドア料理)から出来ること、を考えていこうと思います。

まずは…食育基本法(平成17年6月10日成立)って何?
食育基本法の前文には以下の通り記載されてます。
 二十一世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と身体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことができるようにするとともに、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。
 子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。もとより、食育はあらゆる世代の国民に必要なものであるが、子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。
 一方、社会経済情勢がめまぐるしく変化し、日々忙しい生活を送る中で、人々は、毎日の「食」の大切さを忘れがちである。国民の食生活においては、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、過度の痩身志向などの問題に加え、新たな「食」の安全上の問題や、「食」の海外への依存の問題が生じており、「食」に関する情報が社会に氾濫する中で、人々は、食生活の改善の面からも、「食」の安全の確保の面からも、自ら「食」のあり方を学ぶことが求められている。また、豊かな緑と水に恵まれた自然の下で先人からはぐくまれてきた、地域の多様性と豊かな味覚や文化の香りあふれる日本の「食」が失われる危機にある。
 こうした「食」をめぐる環境の変化の中で、国民の「食」に関する考え方を育て、健全な食生活を実現することが求められるとともに、都市と農山漁村の共生・対流を進め、「食」に関する消費者と生産者との信頼関係を構築して、地域社会の活性化、豊かな食文化の継承及び発展、環境と調和のとれた食料の生産及び消費の推進並びに食料自給率の向上に寄与することが期待されている。
 国民一人一人が「食」について改めて意識を高め、自然の恩恵や「食」に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深めつつ、「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付けることによって、心身の健康を増進する健全な食生活を実践するために、今こそ、家庭、学校、保育所、地域等を中心に、国民運動として、食育の推進に取り組んでいくことが、我々に課せられている課題である。さらに、食育の推進に関する我が国の取組が、海外との交流等を通じて食育に関して国際的に貢献することにつながることも期待される
 ここに、食育について、基本理念を明らかにしてその方向性を示し、国、地方公共団体及び国民の食育の推進に関する取組を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。

具体的にはどうすれば良い?
食育のポイントとして以下の10項目が挙げられてます。
@食を楽しむ。
A味覚を育てる。
B食べものと心と体の関係を知る。
C体によいものを選ぶ知識を身につける。
D日本型食生活のよさを知る。
E食の情報を見分ける知識を身につける。
F基本的な調理技術を身につける。
G食べ物の大切さを知り、自然の恵みに感謝する。
H食べものの作られる過程などを理解する。
I食を通して環境について考える。

BBQで出来ること
バーベキューの最大の魅力は、素材をシンプルに調理するということであり、非常に素材そのものの味わいに近しいところで食を体験できるところにあります。また『空腹は最高の調味料』と言われるようにアウトドアでの活動による空腹は最高の食を実現してくれます。
それに加え、木や炭による自然に最も近い炎は、悠久の人類の食文化・歴史を体験することが出来、、また炎は精神を安定させてくれます。
アウトドアフィールドで体感する食は、インドアでは決して学ぶことの出来ない『食育』の教室であり、これを実践し広く伝えることはアウトドアファン、バーベキューファンの使命でもあると思います。

具体的にできることって何だろう?
食育のポイントとして上げられている上記10のポイントとは別に、アウトドアだからこそ出来る、またバーベキューだからこそ出来るポイントは以下ものがあります。
@炎や炭火を使い調理することで、食文化の起源を考える。
Aシンプルな味付けで素材そのものの味を体感する

Bキャンプ及びBBQ場所の風土を体験し、その中で地域の食材を知る。
C家族の和、仲間や友人との和を食を中心に形成する。
D環境について自然の中でより深く考える。
Eジャパニーズ・バーベキューを楽しみ、食の歴史を知る。
F食の知恵を学ぶ。
G食材の旬を頭ではなく、体で覚える。(季節感、風土、環境の体感)

食育について思うこと。
食育活動をする上では決して排他的になることは避けて欲しいと思います。食育の根源にあるものは、特に若年層の健康上の問題や、社会全体の食への感謝の気持ちの薄れなどの社会的問題もありますが、ある意味抽象的・精神的な活動であるが故に、政治的・経済的側面も多分に働いてしまうのも事実です。特に食育と付随して出てくる地産地消という言葉は、時として排他的に導く恐れがあり、とらえ方によっては非常に危険な要素を含んでいることも認識しなければなりません。
地域としてとらえるか、国としてとらえるか、また地球規模でとらえるかによって、考え方が大きく変わってきます。
したがって、食育という言葉は、個々人や家庭が食について正面から向き合い、真剣に考える動機付けとしてとらえることが大切であると思っております。
バーベキューファン、アウトドアファンとして出来ることを皆さんと共に考えていこうと思っております。
是非皆さんのお考えもお聞かせ頂ければ幸いです。


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